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軟部外科手術

病気の種類・進行度によっては内科的な治療に限界があり外科手術が必要になることがあります。
当院では、様々な外科疾患に対する手術を実施してまいりました。十分な麻酔・鎮痛管理のもと安心・安全な手術を行っております。
手術に際してご不安な点がございましたらご相談ください。

手術症例

門脈シャント
主に先天性の血管異常で腸管から肝臓に向かう血管(門脈)の途中で他の血管に短絡(シャント)することにより肝臓に行くべき血流が乏しくなり進行すると肝性脳症を引き起こす病気です。当院では観血血圧(動脈圧、門脈圧)を測定し、術中門脈造影を行うことによりシャント血管を特定・結紮しています。
総耳道切除+鼓室胞切開
外耳炎が進行すると鼓膜を破り内部の鼓室胞まで炎症が波及することがあります。さらに進行すると脳炎を起こすこともあります。コッカースパニエルなどは遺伝的に耳道が固くなりやすく発症しやすい犬種です。内科治療では改善しないため耳道の切除と鼓室胞内を洗浄する必要があります。
胆嚢粘液嚢腫
胆汁を排泄する胆嚢は加齢とともに収縮力が低下し胆嚢内に胆泥・胆石が溜るようになります。
場合によってはゼリー状の粘液嚢腫になることも。放置すると黄疸がでたり破裂して腹膜炎をおこし亡くなることもあります。シュナウザーやシェルティーなどは脂質代謝が他犬種と異なるため発症しやすい傾向があります。胆嚢摘出で対応します。
会陰ヘルニア
老齢犬の未去勢オスに多くみられる疾患で直腸を支える筋肉がホルモンの影響により萎縮してしまい糞便がうまく出せなくなってしまう病気です。重症例ではヘルニア部に膀胱や前立腺といった臓器が入り込み排尿困難になることもあります。術式は様々ありますが当院では主に内閉鎖筋浅殿筋フラップを行い良好な結果を得ています。
口腔内腫瘍
動物の口腔内腫瘍には悪性黒色腫、扁平上皮癌、繊維肉腫などがありその多くが悪性腫瘍です。 口の中が臭くなったり出血が止まらなくなったりします。局所浸潤の強い腫瘍だと顎骨ごと切除する必要があります。
甲状腺腫瘍
甲状腺腫瘍はビーグルに多発しその多くが悪性腫瘍です。大きくなるにつれて気管を圧迫し呼吸が辛くなってきます。浸潤が強いものだと気管や反回神経、上皮小体を巻き込み手術の難易度が上がってきます。
肺腫瘍
ある程度大きくならないと症状を出さないことが多く、健康診断などでレントゲンを撮影した時に偶発的に見つかることが多いです。大きくなると周りの肺や気管を圧迫し呼吸が苦しくなってきます。また胸腔内には胸腺腫などの腫瘍もできます。
肝臓腫瘍
沈黙の臓器といわれる肝臓はなにかしらの症状をだすまで発見されないこともあります。肝臓はいくつかの葉に分かれており腫瘍のできる場所によっては摘出困難なこともあります。
脾臓腫瘍
脾臓には血管肉腫、血腫、髄外造血など様々な変化を起こします。脾臓は血液が豊富な臓器なので腫瘍が破裂すると元気・食欲がなくなりお腹の中が血まみれになることもあります。多くが緊急の手術を必要とします。
膵臓腫瘍
膵臓にできる腫瘍はインスリノーマという悪性腫瘍であることが殆どです。インスリンを過剰に分泌するため低血糖になりやすく、痩せてきたり発作を起こしたりします。発見時にはすでに転移していることも多い腫瘍です。
膣腫瘍
膣の内部にできる腫瘍で平滑筋腫、平滑筋肉腫などがあります。避妊により退縮することもありますが多くが排尿異常を示すことが多いため早急に摘出手術を行います。
直腸腫瘍
ミニチュアダックスに多くみられる腫瘍で単発性・多発性と様々です。血便やしぶりが症状として現れます。直腸引き抜き・直腸粘膜引き抜き術を行います。