眼科疾患

眼科疾患

当院では眼科疾患に力を入れています。近年、動物の高齢化、犬種特異性、遺伝的素因により動物の眼科疾患は急増しています。当院においても整形外科疾患と並び非常に多い疾患となっております。眼科疾患は初期の段階では明らかな症状を示さないことも多く、気付いた時にはかなり進行していることが多々有ります。また、眼の単独疾患ではなく全身疾患が隠れていることも多いです。

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白内障手術

白内障手術

白内障は眼の中の水晶体という構造物がタンパク変性を起こし透明性を失うことにより視力が低下・喪失する病気です。犬の場合、若齢から中年齢で発症することが多く、白内障が数ヶ月〜数年かけて進行すると残りの人生が盲目的に生活することになります。
当院では適切な全身麻酔をかけた上、最新の白内障乳化吸引装置を用いて安全な手術を心がけています。

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リハビリテーション

リハビリテーション

近年、動物医療においても「リハビリテーション」の重要性が認識されています。
動物のリハビリとは「病気や怪我などによって障害を受けた機能を回復させ、できる限り元の状態や生活に復帰できるよう支援する」ことです。
当院では整形外科疾患・神経疾患の手術を行うだけでなく、リハビリを含めたトータルケアを実施しています。

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椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは脊柱と脊柱の間に存在する椎間板が何かしらの原因で脊柱管内に逸脱し脊髄を圧迫することで起こる神経学的疾患です。
椎間板は2層構造を成しており外側は弾力性に富む繊維輪、中心部分はゼリー状の髄核といいます。
この椎間板は脊柱間でクッションのような役割をしており脊柱にかかる衝撃を緩衝する役目を担っています。この椎間板に大きな衝撃が加わることで脊柱管内に突出・逸脱し脊髄を圧迫する状態を椎間板ヘルニアといいます。

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脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO)

脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO)

動物の膝関節には多くの靭帯が存在し大腿骨と脛骨の動きを制御しています。
その一つである前十字靭帯は加齢とともに損傷を受けやすく部分断裂→完全断裂と進行し、その過程において骨関節炎・半月板損傷を発症し、疼痛を伴うようになります。
また靭帯の断裂により膝に体重が加わるたびに脛骨の前方への引き出しが生じ、結果として後肢の負重がうまくできず歩行困難・起立困難となりQOLが低下します。

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膝蓋骨内方脱臼

膝蓋骨内方脱臼

膝蓋骨内方脱臼(Medial patellar luxation: MPL)は小型犬に多くみられる最も一般的な膝関節の疾患です。
膝蓋骨は膝の前面に存在し本来脱臼することはないのですが滑車溝の形成不全、大腿骨の外旋、脛骨の内旋などに伴い内方に脱臼することがあります。痛みを伴わないこともあればスキップしたり足を拳上してしまうなど症状は様々です。

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骨折の外科的固定方法

骨折の外科的固定方法

動物の骨折は交通事故・椅子やソファからの落下など原因は様々です。
単純な骨折ではギプス固定のように非観血的に治療できるものもありますが、多くの場合動物を安静に保つことが難しく、より強力な内固定が必要となります。

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腹腔鏡手術

軟部外科手術

腹腔鏡手術とは小さな切開創より内視鏡や内視鏡外科専用鉗子を挿入してモニターに映し出される画像を見ながら行う手術方法です。お腹を大きく開けずに手術や検査ができるので動物への負担が少なく体に優しい手術方法です。

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軟部外科手術

軟部外科手術

病気の種類・進行度によっては内科的な治療に限界があり外科手術が必要になることがあります。
当院では、様々な外科疾患に対する手術を実施してまいりました。十分な麻酔・鎮痛管理のもと安心・安全な手術を行っております。
手術に際してご不安な点がございましたらご相談ください。

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肝臓腫瘍

肝臓腫瘍

沈黙の臓器といわれる肝臓はなにかしらの症状をだすまで発見されないこともあります。肝臓はいくつかの葉に分かれており腫瘍のできる場所によっては摘出困難なこともあります。

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胆のう疾患

胆のう疾患

胆嚢粘液嚢腫
胆汁を排泄する胆嚢は加齢とともに収縮力が低下し胆嚢内に胆泥・胆石が溜るようになります。 場合によってはゼリー状の粘液嚢腫になることも。放置すると黄疸がでたり破裂して腹膜炎をおこし亡くなることもあります。シュナウザーやシェルティーなどは脂質代謝が他犬種と異なるため発症しやすい傾向があります。胆嚢摘出で対応します。

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門脈シャント

門脈シャント

主に先天性の血管異常で腸管から肝臓に向かう血管(門脈)の途中で他の血管に短絡(シャント)することにより肝臓に行くべき血流が乏しくなり進行すると肝性脳症を引き起こす病気です。当院では観血血圧(動脈圧、門脈圧)を測定し、術中門脈造影を行うことによりシャント血管を特定・結紮しています。

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